音読サークル〈玲瓏りんろん〉のイベント「音読お茶会」を開催しました。
第43回中国語の音とリズムを楽しむオンライン音読お茶会
[日時]2022年5月16日10:00-11:30
[参加者]みどりさん、るうさん、のあさん、Shangziさん、巧克力さん、まさじいさん、藤岡美咲さん、井田
【音読コーナー】
りんろん推薦原稿(1)「伏羲(ふくぎ)六畜を飼い慣らす」(巧克力さん)
りんろん推薦原稿(2)《三字経》から「六穀、六畜、七情」(みどりさん、井田)
今回は久しぶりに三字経を取り上げてみました。
全体ではとても長いコンテンツですが、わたしが発音をチェックしていただいてる万先生にお尋ねしたところ、現地の子供でも最初の数段しか暗唱しないことがほとんどだとか。
暗唱用の唱え歌のようなものなので緩急抑揚がなく、音節の発音をチェックするにはもってこいです。
今回この「六穀、六畜、七情」の部分を選んだのは、現代語で書かれている解説に単語がたくさん出てくることと、その古代漢語での漢字が一緒に見られるのがおもしろいな! と思ったからです。
この原稿をリビングに置いておいたら、夫(中国語分からない)が見て、「マイクラに出てくる動物と一緒だな」と言っておりました^^
※マイクラ:自給自足を楽しむ「マインクラフト」というゲーム。小学生から大人まで、国境関係なく人気。
そう、人間と家畜は古い付き合いなのです。
それと同じくらい人間と穀物も古い付き合いです。
で、わたしはそこに出てくる2つの漢字が、あちこち調べると「モチキビ」「ウルチキビ」「トウモロコシ」「コーリャン」として解説されているのを見て、どうも「きび」と「もろこし」の関係が気になってしまいました。
ちょっと今の仕事の山が過ぎたら、なにか参考図書で勉強したいのですが!
などと言っていたらしゃべり過ぎて、開催時間がオーバーしちゃいそうになりました^^
お持ち込みの原稿
(1)のあさん 《老舍茶馆》
思い出のある老舍茶馆についての原稿を、しっとり読んでくださいました。老舍茶馆は、旅行が解禁になったらわたしも再訪したい場所です。
(2)Shangziさん 《银杏黄了》
このエッセイがとても素敵だから、と選んでくださいました。長文でも聞き手が耳を澄ませて聞いてしまう落ち着いた音読でした。
このエッセイが掲載される本は、井田綾著で5月2日に刊行予定でしたが、諸事情で延びており6月に出る予定。
(3)藤岡 美咲さん 《西瓜适合跟什么一起吃?》
大好きだという段文凝さんの中国語エッセイを元気に読んでくださいました。そこから参加者さんのチャットで、トマトに砂糖、グレープフルーツに砂糖、という話も広がっていて楽しかったですよ。
2016年に出版されたという『中国語で読む 我的(わたしの)ニッポン再発見!』、ノーマークでしたが面白そうですね。ほしい本がまた増えちゃいました。
【トークコーナー】
音読お茶会では、参加者さんに事前インタビューにご記入いただき、自己紹介シートというものを配布しています。
その日の参加者さんがどんなことに興味をお持ちなのか、中国語以外にはどんな活動をなさっているのか、そんなことを知ってからお話を聞いたり、音読を聞いたりするとますます楽しいんですよ。
今回のトークタイムは、その自己紹介シートの内容から「これは?」と思うトピックを掘り下げてお尋ねしてみました。
そうしたら、本当にいろんなお話がうかがえて楽しいひとときになりました。
フィルムノワールがお好きな方。
ノート学習が得意な方。
気功で健康を手に入れた方。
長い独学を経てオンラインでの中国語学習を通じた交流に目覚めた方。
ポケトークという通訳機を利用して発音練習をされている方。
おばあちゃんと中国語を話したくて学習を始めた方。
いくらでも聞き出したいお話がたくさんありました。
音読の時間も確保しなくちゃいけなかったので、続きはまた次の機会にうかがいますね♪
【今度の開催は……】
こんどは、6月の土曜開催です!
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