【開催レポート】2020年1月20日音読お茶会

音読サークル〈玲瓏りんろん〉のイベント「音読お茶会」を開催しました。

第19回中国語の音とリズムを楽しむオンライン音読お茶会

  • [日時]2020年1月20日10:00-11:00
  • [参加者]YoYoさん、yukabiさん、シャオメイさん、井田
  • [お住まいの地域]神戸、兵庫、埼玉、北京

今回は突発的な事情で参加できなくなった方がお一人、同じく電車に乗らざるを得なくなった方がお一人。
ということで音読者は3名でがんばりました。
シャオメイさんはなんと電車の移動中に聞きながら、チャットでやり取りしてくださいました。お忙しい中、そうやって30分も時間をとってくださり、ありがとうございます!

【音読コーナー】

今回の題材は、文芸作品を読んでみたくなったので、星新一のショートショートの中国語版を選んでいます。
文芸作品はどうしても長いので、音読用に一部分だけ切り取らなくてもいいように、とショートショートを選びましたが、しかも星新一作品の中でもかなり短い作品を探して「宇宙のキツネ」にしたのですが、それでも800字。
4分半かかります^^;

そこで原稿を4分割して好きな所を読んでいただくことに。

1番目:井田

原稿には地の文と人物のセリフの部分があり、感情表現の入った演技が苦手な私は、セリフのない地の文を読ませてもらいました。それでも練習の時にひっかかった部分でやっぱりひっかかってしまい、悔しい思い。。。

2番目:YoYoさん

こちらはセリフだらけのパートですが、YoYoさん、以前は「硬い文章のほうが得意」っておっしゃっていたのに、みどり講師の「なりきり 朗読劇クラブ」で開眼したらしいですよ! とってもいきいきと読んでくださいました。

3番目:yukabiさん

ここはセリフも地の文も混在するパートでしたが、yukabiさんはスムーズにクリア。そして驚かされたのが発音。だいたい半年ぶりに聞かせていただいたのですが、もともとお上手だったのにさらに磨きがかかり、とっても丁寧で規範的なうえにキレイな発音に進化していらっしゃいました!

4番目:井田

話のオチとなる最後のパート。セリフの文をどんな声色でどんな調子で読むかで、おもしろさを演出できそうな原稿です。ここは研究次第でいろいろな表現ができそう。私はまだまだカタい読み方なので、というより、そういう演出に苦手意識さえ持っているので、難しい!のひとこと。文は簡単なのに。。。

さて、今日は音読者が3人いて、役割分担をして音読をするロールプレイなら、ちょうど3人にピッタリの原稿でした。YoYoさんのご提案で、3人が順繰りに持ち回りで読んでみることに!

……えっ、ということは私もセリフを読むのね~ひぇ~

5~7番目:「ナレーター」「登場人物A」「登場人物B, C」のロールプレイ

複数の登場人物がいる原稿を一人で読み分けるとすると、ちょっと落語家並みの表現力がいりますが、今回はナレーター一人に登場人物二人ということで、ちょうどテレビ紙芝居みたいな、いい雰囲気になりました。

私がやりやすかったのはもちろん、私がナレーター、YoYoさんとyukabiさんが登場人物、というパターン。カタめの私のナレーションにお二人のナチュラルなセリフという対比がちょうどよかった。

私がセリフをやっているときは、「いやだー、苦手だ―」っていうオーラが出ちゃったみたい。反省反省。

【トークタイム】

ちょっと長い原稿でしたが、ロールプレイで楽しめたこともあって、やり遂げたーっていう充実感に包まれました。

フリートークでは、中国のキツネの化け方とか、なりきり朗読劇クラブの効用とか、yukabiさんの発音矯正のあゆみとか、音読練習をサボらないシステムとか、そんなことが話題になりました。

発音矯正のレッスンを行っている私としては、yukabiさんの発音の進化がなにしろ興味津々でした。すでに上手な人でも、さらに発音の矯正が可能というステキな実例を見せていただきましたので、受講生さんを励ましていきたいですし、わたし自身の発音も本腰を入れてブラッシュアップをしていきたいな、と改めて思ったしだいです。

【次回のお茶会は……】

次は、2月15日(土)にお茶会を開きます。
お楽しみに!