音読サークル〈玲瓏りんろん〉のイベント「音読お茶会」を開催しました。
第37回中国語の音とリズムを楽しむオンライン音読お茶会
[日時]2021年11月22日10:00-11:30
[参加者]えりさん、Mitchyさん、阿部さん、sakuraさん、しゃんしゃんさん、むらいさん 森川さん、サチさん、井田
[お住まいの地域]さいたま市、神戸、西日本、東京都、静岡県、盛岡市
今日は雨空のもと参加してくださった方が多め。
雨でも濡れずに参加できるのが、オンライン音読お茶会のいいところ♪ですね〜
今回は、
リピーターの方あり、
初めての方あり、
前回はリスナー枠だったけれども音読してくださった方あり、
わざわざ有給休暇をとって参加してくださった方あり、
ベテランの先生でも参加してくださった方あり、
ご自宅の事情で屋内で声が出せないのでお外の公園から参加してくださった方あり(!)
みなさんの色んな想いを受け止めて、今月も無事に開催することができました。
自己紹介コーナー
「中国語を学んでいて、嬉しかったことはなんですか?」
というお題を出してみたら、
みなさんから色々なお話がありました。
- 勉強すること自体が楽しい
- オンライン留学のためにHSKを受けることにして頑張っています
- 中国語だけでなく音楽や料理に触れることも楽しい
- 中華料理屋さんで中国語が通じた!
- おもしろい慣用句に出会うと楽しい
- 国と国との関係性ではなく、個人として親交を深められたときに充実感がある
- 地方在住だけれどオンラインで講座やイベントに出ると、以前にあっちでお会いした方とまたこっちでお会いできた、というようなことが多く楽しい
などなど。
で、ベテランの方からは
- 嬉しいことは、別にない! と思ったけれども、みなさんのお話を聞いていたら、初心者だった頃の喜びを思い出してきた
というコメントも。
実はわたしも、わたしに限らずどなたでもそうだと思いますが、
いくらか異文化経験が長くなってくると、
大なり小なり「嬉しいことばかり」ではない、
裏面の経験も重なってくるものですよね。
愛情一本ではない、愛憎ないまぜ、ということにどうしてもなっていくかと思います。
そんな中でも、
自分一人が日本人の代表ではないように、
このできごと一つが相手文化の代表ではない、と意識し続けるメンタルっていうんですかね、
へこたれないでまた次の楽しみを探しにいくような姿勢を、
持っていきたいなあと改めて思いました。
音読コーナー
推薦原稿1
トラとライオン、百獣の王はどっち?(幼児版《十万个为什么》より)
音読者:サチさん、井田
トラとライオンの話なのですが、
“一只雄狮”、“数只雌狮”
っていうのが、早口言葉みたいで難関でした。
サチさんも私も頑張りましたー。
推薦原稿2
はじめてのデート(『中国語解体新書』より)
音読者:Mitchyさん、阿部さん、sakuraさん、井田
こちらは文法総仕上げに大人気のテキストから。
出てくる語彙が、わりと日常生活で使えそうなものが多いので、
わたしは中級以上の方のレッスンでも、
発音の練習に特化してトレーニングしたい時にはこれを使っています。
そして皆さん、とても読み込んで練習を重ねてこられたというのがわかる音読を見せてくださいました。
いつも開催日の1週間ほど前に原稿をお届けするのですが、
それから当日まで、
各地で皆さんがそれぞれ練習なさってるんだなー、
って思うと、励みになります^^
お持ち込みの原稿
〈三只小猪〉
音読者:しゃんしゃんさん
しゃんしゃんさんは、駐在帯同でトータル15年間も現地に滞在しておられた方です。
その間にお子さんにたくさんの中国語の絵本を読み聞かせしてあげて、買い求めた絵本は何百冊という数になるそうです。
垂涎ものの宝物ですね。
ぜひ絵本の読み聞かせのスキルを何かに生かして欲しいなあ、と思いました。
トークタイム
今回は、
中国語の発音のこと、
中国語の勉強方法のこと
について、いくつか話題が出ました。
- 長文の音読で、さらっと弱く読むことが難しい
- 本番になると口が回らなくなってしまう、あるいは気持ちの乱れが発音の乱れになって現れる
- 中国語を話すときの声のトーンが、普段のキャラクターからは乖離してしまう
- ディクテーションが難しい。漢字が思い浮かばないと意味が取れない
- 暗記しよう、暗唱しようと思って練習すると、漢字の羅列を記憶することになってしまい、結果として漢字を読み上げるのと同様の、音読・朗読としては不自然なものになる
などなど。
他の参加者さんのお悩みを聞くことで、改めて気づくこともありますね。
やっぱり中国語学習者どうし、こうした話題を遠慮なくアツく語れる場があるって、嬉しいです。
感想
初めてご参加の方から、
会の雰囲気がとてもいいね!
と高評価をいただきました。
なごやかな雰囲気だっていうことをお褒めいただいたように思います。
人前で中国語を発表する、っていうことはすごく心理的なハードルが高いと思うのですよね。なので、
不安を少しでも減らせるように、
と願いながら進行しております。
それから、
初心者さんも上級者さんも歓迎ですよー!
ってアナウンスしているので、
だからこそ、
初心者さんにも上級者さんにも満足していただけること、
これは結構むずかしいことだと思うんですが、それも目指しています。
それとそれと、
音読する人数は、7人ほどでやっぱり時間がいっぱいいっぱいになってしまうんですよね。
なので、音読者枠で参加される方と、リスナー枠で参加される方があるわけです。
もちろん音読枠がいいかリスナー枠がいいかはご本人の希望しだいなのですが、
どちらの枠で参加した方にも、
等しく楽しんでいただきたい!
と思っていまして、それもまた、けっこう難しいことかと思います。
だから会の終わりに、こんな素敵な笑顔でさよならできると、とっても幸せです。
ここで集った90分があることで、
新しい一日、
新しい一週間、
新しい一ヶ月を張り合いを持って過ごせるような、
そんなブースターになれていたらいいなあ、と
そんな気持ちでおります。
次回のお茶会は……
次は、12月18日(土)にお茶会を開きます!