【開催レポート】2022年10月17日音読お茶会

開催レポート

音読サークル〈玲瓏りんろん〉のイベント「音読お茶会」を開催しました。

第48回中国語の音とリズムを楽しむオンライン音読お茶会
[日時]2022年10月17日10:00-11:30(zoom開催)

【自己紹介コーナー】

今回は初参加の方4名をお迎えして、講師と合わせて総勢8人、和気あいあいと取りおこないましたよ。
お互いに初めましての方が多いので、みなさんと中国語との関わりを聞いてみました。
そうすると色々のバックグラウンドをお持ちの皆さん、リピーターの方からも出るわ出るわ、興味深いお話がたくさんでしたよ。
参加者さん同士で共通の背景があったり、共通の趣味があったり。

学習歴の短い方は、人前で発表することでレベル向上を目指して。
学習歴の長い方は、誰かと一緒に楽しむ場を求めて。
学習にブランクがあった方は、モチベーションを高めて刺激を受けるために。
そんなふうにそれぞれの動機で参加してくださっています。

【音読コーナー】

推薦原稿(1):太陽の光ってなに色なの?
推薦原稿(2):YouTubeチャンネル「李姉妹tv」から、ゆんちゃんの中国語独白
お持ち込みの原稿:巴金の小編

みんな大好き「李姉妹ch」というYouTubeチャンネルがあるのですが、李姉妹のお二人はいつもだいたい日本語で話していらっしゃいます。
その派生チャンネルの「李姉妹tv」というチャンネルでは、貴重な中国語オンリーの音源が聞けます。
今回はそのチャンネルから、原宿にお買い物に行った日のvlogを取り上げました。
いつも教科書をきれいに読み上げるようなタイプの音読をしているわたしにとって、たんたんとモノローグを連ねる中国語は、次に目指したいステージでもあります。
平易な内容、平易な構文でありながら、ナチュラルなスピードです。
聞き取りはそんなに難しくないのに、シャドウイングでついて行こうとするとけっこうたいへん。

今回はこの李姉妹の原稿の方が大人気で、「十万个为什么」は講師二人だけが読むということになりました^^;

音読者さんは、それぞれの取り組み方で「場面が目に浮かぶように」「ゆんちゃんと同じように」「テレビの流行紹介コーナーのように」など、同じ原稿でもいろいろなスタイルの音読を聞くことができましたよ。
わたしは、ゆんちゃんと同じように読むことを目指していたのですが、スピードについていく点で訓練が足りていなくて、こことかあそことか、もっとシャキッとさせたいな、というところが残りました。
お茶会は過ぎちゃったけれど、まだ継続して練習したいなというところ。麻辣烫さんのように、まずは100回見ようかしら

お持ち込みの原稿を読んでくださった花子さんは、巴金の小編に挑戦。
日常的に中国語を使うお仕事をされているということですが、これが素晴らしい完成度で、参加者一同惜しみない拍手を送りました。
発音の正確さやスピードが日本人離れしている上に、緩急抑揚が非常に生き生きとしていらっしゃいました。
みどりさんもわたしも、「どなたかに指導を受けたのですか?」と質問しちゃったくらい。
指導してくれる人はいない環境で、ご自身で原文を読み込んでお考えになったとのこと。
ゆんちゃんの独白をクリアしたら、次は花子さんの巴金をお手本にしようかしらと思いました。

【感想】

今回は6人が同じ原稿を読んだということもあって、とりわけ一人一人の個性を味わえる会となりました。

時間が迫っていたので、ご感想はリスナーさんからお聞かせいただいただけとなりましたが、「皆さんの音読に圧倒されました」「刺激を受けました」「いつかは自分も音読者として参加したい」とのお声をいただきました。

このイベントは、発音講師のわたしが主催していますが、たとえば「発音のいいことが参加条件」というわけでもないですし、「発音のいいことを目指す会」でもないです。
期待していただいてるので、わたしからの発音コメントはしていますが、「発音のいいこと至上主義」ではないんです。
「中国語の音とリズムを楽しむ」こと。それがこの会の目的。

自分の声で文字を音にしていく楽しみ。
他の人の前で発表する緊張感を愉しむ。
当日までに練習を重ねることで達成感を味わう。

……やってみると、楽しいですよ♪

【次回のお茶会は……】

次は、11月19日(土)にお茶会を開きます!